はじめてドローンを買うなら、多くの人が候補にあげるのがDJIの機体です。
ただ、DJIには小型の自撮り向けモデルから本格的な空撮モデルまで種類が多く、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
この記事では、初心者が選びやすいDJIの現行モデル5シリーズを、目的別に比較します。
あわせて、買う前に知っておきたい機体登録や飛行ルールも解説するので、購入前のチェックに役立ててください。
※スペックと価格は2026年10月時点で確認できたメーカー発表・報道の情報です。
価格は販売店や時期によって変わるため、購入前に公式ストアで最新の情報を確認してください。
初心者におすすめのDJIドローン比較表
| モデル | 重量 | センサー | 最大飛行時間 | 障害物検知 | 価格の目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| DJI Neo 2 | 約151g | 1/2型 | 約19分 | 全方向(ビジョン+前方LiDAR) | 機体単体 38,390円〜 |
| DJI Flip | 249g未満 | 1/1.3型 | 約31分 | 前方・下方 | 公式ストアで確認 |
| DJI Lito 1 / Lito X1 | 約249g | 1/2型 / 1/1.3型 | 公式ストアで確認 | Lito X1は前方LiDAR | 機体単体 47,520円〜 |
| DJI Mini 4 Pro | 249g未満 | 1/1.3型 | 約34分(Plusバッテリーで約45分) | 全方向 | 公式ストアで確認 |
| DJI Mini 5 Pro | 249g未満 | 1インチ | 約36分(Plusバッテリーで約52分) | 全方向(ビジョン+LiDAR) | 106,700円〜 |
どの機体も100gを超えるため、飛ばす前に国土交通省への機体登録が必要です。
「軽いから手続きはいらない」というわけではないので注意しましょう。
目的別のおすすめ
| こんな人に | おすすめのモデル |
|---|---|
| とにかく手軽に自撮りや旅行の記録を撮りたい | DJI Neo 2 |
| 安全性を重視して、はじめての空撮を楽しみたい | DJI Flip |
| 手頃な価格で本格的な空撮デビューをしたい | DJI Lito 1 / Lito X1 |
| 国家資格を取って仕事でも使いたい | DJI Mini 4 Pro |
| 画質にこだわって作品づくりをしたい | DJI Mini 5 Pro |
DJI Neo 2|手のひらサイズで自撮りに強い
DJI Neo 2は、約151gとDJIのドローンの中でも特に軽い小型モデルです。
手のひらから離陸させたり、ジェスチャーや音声で操作したりできるので、送信機を使わずに手軽に自撮りを楽しめます。
全方向の障害物検知と前方LiDARを備えており、小型機ながら安全面にも配慮されています。
49GBの内蔵ストレージがあるので、microSDカードがなくても撮影できるのも便利なポイントです。
一方で、最大飛行時間は約19分と短めで、本格的な風景の空撮には物足りない場面もあります。
「旅行やアウトドアの思い出を気軽に残したい」という人に向いているモデルです。
Neo 2で必要な手続きは、DJI Neo 2に免許・機体登録・飛行許可は必要?で詳しく解説しています。
DJI Flip|プロペラガード付きで安心感が高い
DJI Flipは、折りたたみ式のプロペラガードを備えた249g未満のモデルです。
プロペラがガードで覆われているので、手のひらからの離着陸もしやすく、はじめてでも安心して扱えます。
1/1.3型センサーで4K/60fpsのHDR動画が撮れるため、Neo 2よりも本格的な空撮が楽しめます。
ただし、障害物検知は前方と下方のみで、全方向には対応していません。
また、プロペラガードがあるぶん、風の強い日は影響を受けやすい点も覚えておきましょう。
DJI Lito 1 / Lito X1|はじめての空撮ドローンにちょうどいい
Litoシリーズは、DJIが2026年に発表したエントリー向けの空撮ドローンです。
Lito 1は機体単体で5万円を切る価格で、はじめての1台として手を出しやすいモデルです。
上位のLito X1は大きめの1/1.3型センサーや前方LiDARを備えており、画質と安全性を重視する人に向いています。
2機種の違いはDJI Lito 1とLito X1の違いを比較で詳しく比べています。
DJI Mini 4 Pro|国家資格と組み合わせて使いやすい
DJI Mini 4 Proは、全方向の障害物検知を備えた249g未満の空撮モデルです。
大きな特徴は、型式認証を取得している点です。
国家資格(二等・一等)を持つ操縦者が型式認証を受けた機体で飛ばすと、一部の特定飛行で許可・承認の手続きを省略できる場合があります。
そのため、資格を取って仕事で使いたい人には、後継のMini 5 Proより有力な選択肢になります。
型式認証の仕組みは無人航空機の機体認証制度とは?で解説しています。
DJI Mini 5 Pro|1インチセンサーで画質重視の人に
DJI Mini 5 Proは、Miniシリーズで初めて1インチセンサーを搭載したモデルです。
5000万画素の静止画や4K/60fpsのHDR動画に対応し、夕景や夜景など暗い場面でもきれいに撮影できます。
標準バッテリーで約36分、Plusバッテリーなら約52分と、飛行時間が長いのも魅力です。
価格は106,700円からと高めですが、空撮を長く趣味として続けたい人なら満足度の高い1台です。
Mini 4 Proとの違いはDJI Mini 5 ProとMini 4 Proの違いで詳しく比較しています。
初心者がDJIドローンを選ぶときのポイント
1. 何を撮りたいかで決める
自撮りや旅行の記録が中心なら、小型で操作が簡単なNeo 2やFlipが向いています。
風景をきれいに残したいなら、センサーが大きいLito X1やMini 5 Proを選ぶと満足度が高くなります。
2. 障害物検知の範囲を確認する
はじめてのうちは、操作ミスで木や建物にぶつけてしまうことがあります。
障害物検知が全方向に対応しているモデルを選ぶと、事故のリスクを減らせます。
3. Fly More Comboを検討する
ドローンはバッテリー1本で飛べる時間が限られています。
予備バッテリーや充電ハブがセットになったFly More Comboを選ぶと、撮影に出かけたときに余裕を持って飛ばせます。
4. 将来、資格を取るかどうか
仕事でドローンを使う予定があるなら、型式認証を取得した機体かどうかもチェックしましょう。
資格の選び方はドローン資格はどれがいい?で解説しています。
購入後に必要な手続きとルール
DJIのドローンを買ったら、飛ばす前に次の手続きとルールを確認しておきましょう。
- 国土交通省への機体登録(100g以上の機体はすべて必要)
- リモートIDへの対応(DJIの機体の多くは機能を内蔵しているので、購入時に確認)
- 飛行禁止区域や飛行方法のルールの確認
- 万が一の事故に備えたドローン保険の加入
2026年7月からは、重要施設の周辺で飛行が禁止される範囲が広がっています。
詳しくはドローン飛行禁止区域が1000mに拡大をご覧ください。
保険についてはドローン保険は必要?で解説しています。
まとめ
初心者におすすめのDJIドローンは、目的によって変わります。
手軽な自撮りならNeo 2、安心感重視ならFlip、手頃な空撮デビューならLito、資格を活かすならMini 4 Pro、画質重視ならMini 5 Proが候補になります。
どのモデルも100gを超えるので、購入後は機体登録と飛行ルールの確認を忘れずに行いましょう。

